Media / Press2019-10-18T13:16:28+09:00

Review_[2014年]論評の 眼②/イ・ジョンヨン展‥現代と伝統の骨太な合体

8월 14th, 2019|

画面に配される形態が、自由にして大胆。けれど比較的対照できるイメージの形象が、過去にまったくないわけでもない。偶然だろうが、例えば日本なら、堀越千秋の油彩をすぐに思い浮かべる。もっと遡ると、堀越も意識したかもしれないクレメンテやクッキといった、いわゆるイタリアのニュー・ペインティング作品をイメージさせる。かれらの色調が地中海的で、どこまでも屈託がなく明朗なのに対し、イ・ジョンヨンのタブローは、朝鮮半島の風土や民族性を想起させる。とりわけ多用する貝の象嵌は、李王朝や両班階級の文化の伝統を連想させられてならない。[...]

Review_[2014年]論評の 眼①/イ・ジョンヨン展‥現代と伝統の骨太な合体

8월 14th, 2019|

まず、結論から先に書こう。イ・ジョンヨン(李貞演)側に寄り添って考えると、もしも、自然と人間社会を初めに創造したのがキリスト教の神とすれば、敬虔な信徒である彼女は、その自然や人間社会、つまりもっと見に引きつけていうと、現実の自然そのものと朝鮮民族が日常的に愛着する造形物とを自分なりに再生し、それを絵画作品として支持体の平面上に配したのが、今回の大規模個展、ということになろうか。[...]

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